インストーラーの作成
インストーラーの追加
Windows環境のインストーラーは、拡張子「.msi」のファイルです。今回はこれを作成していきたいと思います。
まず拡張機能をインストールします。.NET Upgrade Assistantのときと同じように、「Microsoft Visual Studio Installer Projects 2022」を探し、ダウンロードしてください。
インストールが完了したら、Sample1のソリューションを右クリックし、「追加」→「新しいプロジェクト」をクリックしてください。
「Setup Project」を選択します。
プロジェクト名は適宜変更してください。
インストーラーの作成が完了しました。
プロジェクト構成の変更
プロジェクトの構成には「Debug」と「Release」があり、デフォルトでDebugが使われています。Debugはデバッグに適しており、Releaseは必要最低限の動作で、プログラムを軽くする、と思っておきましょう。
今まではプロジェクトの構成はDebugにしていましたが、公開するのでReleaseにしておきましょう。
構成マネージャを開き、すべてReleaseにしておいてください。
プロジェクトの参照
Application Folderをクリックし、右の部分で右クリック、「Add」→「プロジェクト出力」をクリックしてください。
「構成」を「Release Any CPU」に変更しておいてください。
次に、「User's Desktop」をクリックし、右の部分で右クリック、「新しいショートカットの作成」をクリックしてください。
下写真の通りにしてください。
名前を変更します。ここではアプリ名と同じSample1にしました。
インストーラーのビルド
ソリューションエクスプローラからインストーラを右クリックし、ビルドします。
成功したのを確認したら、ソリューションエクスプローラからインストーラーを右クリックし、「エクスプローラーでフォルダーを開く」をクリックしてください。
インストーラーの作成が完了しました。お疲れさまでした。
今回はmsi形式でインストーラーを作成しましたが、ClickOnceで公開したり、証明書を発行して署名したり、新しい形式MSIXでパッケージ化したり、さまざまな方法でアプリケーションを公開することができるので、ぜひ調べてみてください。